サンダルは爪先を守る事が出来るのだろうかと言うシンプルな疑問に答えるべく2003年に「アメリカ/カルフォルニア」で誕生し、アウトドアブランドとしてスポーツカンパニーとは異なる視点で他に類を見ないデザインやアイデアを反映したプロダクトを生み出す「KEEN(キーン)」。
創業者である「RORY FUERST(ローリーファースト)」氏は、元々テニスシューズのリペア業者としてスニーカー業界で働き始め、その経験や知識を糧に同ブランドをスタートしました。
その後「KEEN」のルーツとなる「NEWPORT(ニューポート)」をリリースする等、創業者のモノ作りに対する情熱がブランドフィロソフィとして脈々と受け継がれています。
現在は「ポートランド」に拠点を移し"屋根の無い場所、全てがアウトドア"をコンセプトに"CREATE(創造する事)" "PLAY(楽しむ事)" "CARE(気遣う事)"と言う、3つのキーワードを組み合わせた"HYBRID LIFE(ハイブリッドライフ)"を提案し、様々なプロダクトを世に送り出し続けています。
そんな同ブランドのアイコンモデルとして"伸縮性のあるコードをアッパーに使用すれば、足を包み込みフィッティングを向上させられるのでは"と言う、既存のスニーカーとは異なる全く新しい発想で、創業者の息子である「RORY FUERST,Jr(ローリーファーストジュニア)」氏によって開発されたオープンエアスニーカー「UNEEK(ユニーク)」。
不要なモノや行程を削ぎ落とし2本の「ロープ(紐)」と「ソールユニット」を組み合わせたシンプルな構造が話題を集める「UNEEK」は、其々の足の動きに合わせ可動する「アッパー」によって着用時の圧迫から足を開放してくれる為、抜群の「コンフォート性」を提供してくれます。
また、既存の発想を覆す同モデルを実現する為に約3年半の歳月を費やし、世界中の生産工場を渡り歩いたと言うプロダクトストーリーも魅力の1つとして語られています。
そして2016年には「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのコラボレートモデル第1弾やクローズドヒールライトウェイトバージョンとして進化を遂げた「UNEEK O2(ユニークオーツー)」がリリースされる等、多くの困難を乗り越えながら紆余曲折を経て製品化に辿り着いた珠玉の逸足として注目を集め続けています。
そんな「UNEEK」をベースに、数多くのブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけでは無く、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「国井 栄之(クニイシゲユキ)」がクリエイティブディレクターを務める「mita sneakers」のコラボレートモデル第2弾がリリース決定。
アウトドアブランドのフィールドから誕生したプロダクトが持つ実用的な「機能性」や特徴的なデザインを、都市生活者のフィールドにフィットしたチューニングを施した今作は、アスファルトとの相性や様々なスタイルに馴染む「汎用性」を意識したシンプルな「ネイビー」と「ホワイト」を採用しながら"スニーカーとの共存"をテーマとした"Portable(ポータブル)"をコンセプトに、カラビナ等を用いて常に携帯する事を可能とした「ループ」を「ヒール(踵)」部に設置し、既存モデルとは一線を画したエレベートを施しています。
また「マイクロファイバー」を使用した「フットベッド」には、その「機能性」を視認化する為に「吸放湿性」に優れ「防臭性」に富んだ「コルク柄」の「グラフィック」を採用。
更に「KEEN」と「mita sneakers」の「ロゴマーク」や「mita sneakers」のアイコンである「CHAIN LINK FENCE(金網)」が配置され、エクスクルーシブモデルならではのディテールを細かな部分まで反映しつつ、タウンユースとしての新たな価値観を付加させています。
「KEEN」のブランドフィロソフィを反映させて誕生した「UNEEK」は、現在のスニーカー業界に新しい風を吹き込んだと言っても過言ではありません。
そんな名機に「mita sneakers」のアイデアを織り交ぜた今作からコラボレーション本来の意味や意義を感じ取って見て下さい。