「日本」が世界に誇るナショナルブランド「asics(アシックス)」。その前身ブランドである「Onituska Tiger(オニツカタイガー)」の歴史は、1949年に「asics」創業者「鬼塚 喜八郎(オニツカキハチロウ)」氏が創業した「オニツカ株式会社」からスタートします。
「日本」の選手だけではなく、海外の一流選手にも愛された60年代から80年代の名品を忠実にリメイクしたそのフォルムは「ヨーロッパ」において、レトロクラシックスニーカーの一大ムーブメントを巻き起こしました。
更に近年では創業者「鬼塚 喜八郎」氏が世界の一流オリンピック選手に商品を履いて貰う為、プロモーション活動をしていた当時のコードネーム「錐揉み(キリモミ)」からインスパイアされ、スポーツとファッションやサブカルチャーを結びつける現代版「asics・Onitsuka Tiger / KIRIMOMI PROJECT(アシックス・オニツカタイガー/キリモミプロジェクト)」や「日本」のモノ作りの良さを伝えたいという"本物の日本"をコンセプトに掲げた「NIPPON MADE(日本メイド)」コレクションを展開する等、様々なアプローチで過去の名作のフィロソフィを継承しながら新たな価値を付加した魅力的なプロダクトを「日本」から世界に向けて発信して来ました。
そんな「Onitsuka Tiger」から数多くのナショナルブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけではなく、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「国井 栄之(クニイシゲユキ)」がクリエイティブディレクターを務める「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのオフィシャルコラボレーションモデルがゲリラリリース決定。
今回ベースモデルに採用されたのは"バスケットボール"を表す「BL」が名前の冠に配されている歴史的モデルであり、バスケットボール用品を総称する愛称にまでなったこの"Fast Break(速攻)"を意味する「FABRE(ファブレ)」。
クラシックなフォルムながら「アウトソール」の「波状カッティング」が接地面を掴み、縦状に三本刻まれている「グルーブ(屈曲溝)」が前後左右、斜め方向のアクションに対応出来るような構造を採用した「ソールユニット」等、その高い「機能性」は当時から数多くバスケットボールプレイヤーを魅了して来ました。
更に近年ではオリジナル当時の象徴的なカラーリングとマテリアル使いながらも、「アッパー」部の「スウェード」や「ミッドソール」などに"経年変化"を表現した「エイジング加工」を施す事によりヴィンテージシューズの持つ独特の雰囲気を演出する「VINTAGE(ヴィンテージ)」シリーズがリリースされる等、バリエーションの拡大と共に注目度は更に増しています。
今作は世界へ向けて独自のスニーカースタイルを提案する「mita sneakers」が拠点を構える「東京下町」に位置する「上野」の"LOCALITY(地域性)"をテーマに具現化。
2012年に開園"130周年"を迎え、来日"40周年"を迎えた"熊猫(パンダ)"からインスパイアされた今作は「アッパー」マテリアルに「アクリルファー」と「スウェード」のコンビネーションを採用。
カラーリングには特徴的なモノトーンを採用しながらアシンメトリーに仕上げる事でモチーフとした「熊猫」を表現。更にこのカラーリングは「鬼塚 喜八郎」氏がスポーツシューズに相応しい力強さと「敏捷性」をイメージする"虎(タイガー)"から命名した「Onituska Tiger」の歴史の中でも、希少種として位置づけられる"白虎(ホワイトタイガー)"をモチーフにしたクラシックなカラーリングとしても知られ、現在でも受け継がれる伝統的な配色。
また「シューレース」には「mita sneakers」の「ロゴマーク」、「インソール(中敷き)」には「mita sneakers」のアイコンである「CHAIN LINK(金網)」が「プリント加工」にて施され、オフィシャルコラボレーションならではの仕様が随所に散りばめられています。
「日本」が誇るナショナルブランドとして世界中から注目を集める「Onituska Tiger」と世界屈指のスニーカータウン「上野」から世界へ発信するスニーカーショップ「mita sneakers」のフィロソフィを融合した「FABRE」。
「Onituska Tiger」の歴史の重みを継承しブランドフィロソフィを反映した名機にSimile(直喩)な形態でMetaphor(暗喩)な概念をクロスオーバーする事で具現化し、コラボレーション本来の意味と意義を再構築した今作を是非、足元から体感して見て下さい。