独自のテクノロジーを搭載したプロダクトを送り出すと共に、コレクションブランドとスポーツブランドの協業を仕掛けた先駆者として、スポーツとファッションの架け橋としても重用な役割を担った「Puma(プーマ)」。
1970年代後半から1980年代前半に掛けて、アメリカを中心にした世界規模のジョギング健康法ブームはスポーツブランドを巻き込みながら急成長。
そんなブーム当時、San Jose State University(サンホセ州立大学)のトラックコーチを務めていた「Don Rigg(ドンリグ)」氏と共同開発した「Don Sole(ドンソール)」を搭載した「Easy Rider(イージーライダー)」やThe Pennsylvania State University(ペンシルバニア州立大学)にて生物の運動機能を研究し、工学等に応用しようとするバイオメカニクス理論の第一人者であった「Peter Cavanagh(ピーターカバナー)」氏との共同開発によって誕生した「Federbein Sole(フェダーバインソール)」を搭載する「Fast Rider(ファストライダー)」そして「Running System(ランニングシステム)」シリーズ等、70年代後半から80年代に掛けての技術躍進と共に「Puma」の独創的なエポックメイキングが続々と市場へと送り出されました。
その後も90年代のクッショニングテクノロジー「Trinomic(トライノミック)」を搭載したシリーズは、1993年にリリースされた「Disc Blaze(ディスクブレイズ)」の躍進により「Puma」のアイコニックなテクノロジーへと成長し「Cell(セル)」へと進化。
近年ではジャマイカ出身の元陸上競技短距離選手「Usain Bolt(ウサインボルト)」氏のゴールドメダルへのサポート等、輝かしい実績に貢献しました。
そんな「Puma」のRunning(ランニング)カテゴリーの中でも名作が集う1980年代に開発された「Fast Rider」のリイシューモデル「Fast Rider OG(ファストライダーオリジナル)」のシーズナルカラーがリリース。
「Puma」と「Peter Cavanagh」氏の共同開発により誕生し、ドイツ語で"Feder(スプリング)"と"Bein(脚)"を意味する単語から命名された「Federbein Sole」を搭載した「Fast Rider」。
走行時に足が路面へ着地する際に「アウトソール」の二股に分かれた「Rubber Studs(ラバースタッド)」が「衝撃吸収性」を発揮しながら反発するスプリングの様な復元力を利用した「反発性」を生み出しつつ、優れた「グリップ性」も兼備。
また世界中のランナーが信頼を寄せ、掲載されたシューズランキングが売り上げを左右させる程の評価基準となった 1966年創刊のRunner's World(ランナーズワールド)でFive Star(5つ星)を獲得し、様々なシュチュエーションで着用可能なパフォーマスシューズとして多くのランナーから支持を獲得しました。
リイシューモデルをベースにした今作は「ライトグレー」を基調に「グリーン」「ブラック」を細部に配し「アウトソール」にはクラシックな印象の「ガムソール」を採用。
「アッパー」マテリアルには「ナイロンメッシュ」「スウェード」「シンセティックレザー」を巧みに用いる事で当時を懐かしむスニーカーファンから昨今のスニーカーヘッズまで幅広くフィットするモデルになっています。
これまでにも独創的な発想で「デザイン性」と「機能性」の融合をテーマに様々なプロダクトをスニーカー市場に送り出して来た「Puma」。
そんな歴史を継承しブランドフィロソフィを体現するエポックメイキングを足元から体感して見て下さい。