1989年にリリースされた「THE PUMP(ザポンプ)」は「AIR CHAMBER SYSTEM(エアチェンバーシステム)」を使用し、足を空気で包み込む事で個人の足の形に合わせた「フィット性」及び「サポート性」をセルフカスタマイズ化させる画期的な"アッパーフィッティングテクノロジー"の代名詞とも言える「THE PUMP TECHNOLOGY(ポンプテクノロジー)」を初めて搭載したモデルとして話題を集め、初めて披露された「ドイツ/ミュンヘン」で開催された「ISPO(INTERNATIONAL SOCIETY FOR PROSTHETICS AND ORTHOTICS)」では、その優れた「機能性」がシューズ業界のみならず「TIME(タイム)」「USA TODAY(ユーエスエートゥデイ)」などの各メディアにも紹介され大きな反響呼びました。
その後、同テクノロジーを採用したカテゴリーを徐々に拡大しながら進化を続け「NIKE/HUARACHE FIT SISTEM(ナイキハラチフィットシステム)(当時の名称=ダイナミックフィット)」「Puma/DISC SYSTEM(プーマディスクシステム)」等と共にハイテクスニーカーの礎を築き、1994年にリリースされた「INSTA PUMP FURY(インスタポンプフューリー)」の躍進により「Reebok(リーボック)」の代名詞へと成長。
1994年のプロトタイプ「INSTA PUMP FURY(前期型)」発売以降、約1年間の沈黙を破り1995年にアップデートを施した現行モデルにて再リリースされた「INSTA PUMP FURY(後期型)」は、「CHANEL(シャネル)」や「KEENAN DUFFTY(キーナンダフティー)」そして「KENZO MINAMI(ケンゾーミナミ)」など、様々なブランドやアーティストとのコラボレートモデルを発表し、多くのファンを魅了。
90年代のスニーカーブーム時には「AIR MAX 95(エアマックス95)」や「DISC BLAZE(ディスクブレイズ)」等と共に"ハイテクスニーカーブーム"と呼ばれた社会現象を引き起こし、世界のマーケットを巻き込みながらスニーカー史上屈指の争奪戦が繰り広げられました。
また2008年以降も「INSTA PUMP FURY」をベースに「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのオフィシャルコラボレーションモデルを始め、様々なブランドとの別注モデルや有力ショップを中心とした限定ラインがリリース。
2011年には"ライトウェイト"をテーマにリヴィジョンを施した次世代機として大きな話題を呼んだ「PUMP FURY SUPER LITE(ポンプフューリースーパーライト)」、2012年には最新テクノロジーである「3D ULTRALITE SOLE(3Dウルトラライトソール)」を搭載し、更なるアップデートを加えたNewモデル「PUMP FURY HLS(ポンプフューリーHLS)」がリリースされる等、バリエーションの拡大と共に注目度は更に増しています。
ベーシックなスタイルが主流だったストリートシーンにおいてデザインコンシャスなアパレルを提案すべく"INDIVIDUAL CLOTHES"をデザインコンセプトに、モードやストリートという枠組みを超えた"TOKYO STREET"という世界観を構築し、デザイナー「下野 宏明(シタノヒロアキ)」氏が捉える"東京らしさ"ある種ドライなMIXカルチャー"を反映した服造りを展開する「WHIZ LIMITED(ウィズリミテッド)」。「日本」を代表するストリートブランドとして確固たる地位を確立しながらも新たな試みとしてランウェイショーを表現方法の1つとして組込む等、2010年に10周年を越えた現在も変化ではなく進化を続ける唯一無二の存在です。
そんな「WHIZ LIMITED」と数多くのブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけではなく、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「国井 栄之(クニイシゲユキ)」がクリエイティブディレクターを務める「mita sneakers」とのコラボレーションモデルがゲリラリリース決定。
両雄の共通項でもある1976年にフックした"76"の日である"2012年7月6日"は今作の発売日としてだけではなく、毎年「WHIZ LIMITED」のアニバーサリーデーとして位置付けられ、その週末2012年7月7日(土)には「WHIZ LIMITED」主催のイベント「76 SUMMIT(76サミット)」が開催されるなど、「WHIZ LIMITED」にとって記念碑的な日。
今作は「Reebok」の90年代を象徴する「INSTA PUMP FURY」をベースにオリジナルモデルを彷彿とさせるオーセンティックなマテリアルコンビネーションを使用しながら、独創的なアイデンティティを詰め込み具現化。
カラーリングには「WHIZ LIMITED」の2012SPRING/SUMMERシーズンテーマである"UNITED(ユナイテッド)"にて展開されている"有刺鉄線"や"三つ首のイーグル"を組み合わせ強烈なメッセージを詰め込んだ「オリジナルテキスタイル」が印象的な「RALLY(ラリー)」シリーズに使用されているキーカラー「レッド」「イエロー」「ネイビー」を巧みに組み合わせた特有のカラーブロッキングで表現。
更に「ヒールタブ」には「WHIZ LIMITED」のアイコンのひとつである「オリジナルロゴ」が「刺繍」で施され、「インソール(中敷き)」にも「オリジナルグラフィック」を「プリント加工」で落とし込む事でブランドコンセプトである"INDIVIDUAL CLOTHES"を見事なまでに体現しながらコンテンポラリーなメッセージを封じ込めています。
常に新しいアイテムを追求・創造し、ジャンルと言う枠を超越したオリジナルスタイルを貫く「WHIZ LIMITED」のアイデンティティと世界屈指のスニーカータウン「上野」から世界へ発信するスニーカーショップ「mita sneakers」のフィロソフィを融合した今作の「INSTA PUMP FURY」。
「Reebok」の歴史の重みを継承しブランドフィロソフィを反映した名機にSimile(直喩)な形態でMetaphor(暗喩)な概念をクロスオーバーする事で具現化し、コラボレーション本来の意味と意義を再構築した今作を是非、足元から体感して見て下さい。