1923年「ドイツ/ハンブルグ」にて靴職人であった「ALBERTO MESSMER(アルベルトメスマー)」氏が、雨天時のフットボール用にスタッド付きのスパイクを開発した事からその歴史をスタートさせた「hummel(ヒュンメル)」。
ブランドネームの由来は理論上では飛ぶ事が不可能とされている"マルハナバチ"が努力を重ね飛べる様になったと言う逸話を元に、ドイツ語で"マルハナバチ"を表す"hummel"をブランドネームとロゴマークとして採用。
1980年にはブランドの拠点を「デンマーク」に移し、その後フットボール「デンマーク」代表や「スペイン」の強豪「REAL MADRID(レアルマドリード)」を始めとした多くのクラブチームと契約を交わし「ヨーロッパ」のフットボールシーンで確固たる地位を築き上げました。
近年ではスポーツカテゴリーの枠に留まらず「ヨーロッパ」全土のファッショニスタへと人気は拡がりを魅せ、更なる愛用者を増加させています。
そんな同ブランドから"過去"と"現在"そして"スポーツ"と"スタイル"の融合を目的とし「hummel」に於ける最上級プロジェクト「HUMMEL HIVE(ヒュンメルハイブ)」が2016年よりスタート。
同年には「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」とのコラボレートモデル「MARATHONA OG MITA "Sm_rrebr_d"(マラソナオリジナルミタスモーブロー)」がリリースされ、2017年には「mita sneakers」のクリエイティブディレクターを務める「国井 栄之(クニイシゲユキ)」がディレクションを手掛けたリミテッドモデル「MARATHONA OG "Bicolor"(マラソナオリジナルバイカラー)」が登場する等、新たな注目を集めています。
そんな同プロジェクトから「mita sneakers」とのコラボレートモデル第2弾「MARATHONA OG MITA "Danish Pastry"(マラソナオリジナルミタデニッシュペストリー)」がゲリラリリース決定。
1970年代後半から1980年代前半に掛けて全米を中心にした世界規模のジョギング健康法ブームはスポーツブランドを巻き込みながら急成長。
70年代後半から80年代には各メーカーの技術躍進に伴い画期的なテクノロジーが発表され、後に名作と語り継がれるプロダクトが次々と産声を上げました。
更に世界中のランナーが信頼を寄せ、掲載されたシューズランキングが売り上げを左右させる程の評価基準となった 1966年創刊の「RUNNER'S WORLD(ランナーズワールド)」の登場が、各スポーツブランドの技術開発に多大な影響を及ぼした年代でもあります。
名作が集う80年代にリリースされ、好調なセールスを記録した「hummel」を代表するランニングシューズ「MARATHONA」は「通気性」と「軽量性」に優れた「ナイロンメッシュ」や個々の足に馴染む「スムースレザー」を「アッ パー」に採用しつつ、シューズ内の「快適性」を促す為の「ベンチレーションホール(通気穴)」を「サイドパネル」に配置。
更に「軽量性」と「クッショニン グ性」を兼備した「EVA(エチレンビニルアセテート)」の「ソールユニット」や「TPU(熱可塑性ポリウレタン)スタビライザー)」を搭載し、多くのシリアスランナーからの高い評価を獲得。
近年では世界各国のキーアカウントとタッグを組んだコラボレートモデルや、完全復刻を果たした「MARATHONA OG」がリリースされる等「hummel」のアイコンモデルとして注目を集めています。
今作は、コラボレート第1弾やディレクションモデルと同様に2017年に「HUMMEL HIVE」より復刻を果たしオリジナルを忠実に再現した復刻モデル「MARATHONA OG」をベースに採用。
「デンマーク」を発祥として世界各国へと拡がった伝統的な菓子パン"Danish Pastry(デニッシュペストリー)"からインスパイアされた今作は「アッパー」に"ダークチェリー"そして「ソールユニット」には”カスタード"や"シュガーグレーズ"から着想を得たカラーリングを配置。
更に「スペシャルボックス」に"デニッシュ生地"の「グラフィック」が「プリント」され、スニーカーを「スペシャルボックス」に乗せる事で、デザインソースである"Danish Pastry"が完成すると言う遊び心溢れる仕掛けを盛り込んでいます。
また細部には前作同様にオリジナルとは「レイヤー(切り返し)」を変更したディテールを継続して採用。
「前足部」に取り付けられた「シューホールガード」の「アンダーレイヤー」には「パンチング加工」、本来「オーバレイヤー」で縫い付けられる「サイドパネル」に鎮座するアイコニックな「シェブロン」はオリジナルモデルとは異なるレイヤリングで仕上げています。
更に「シュータン」の「織りネーム」は脱ぎ履きを容易にする「シュータンタブ」に変更し「アーチサポート」や「安定性」そして「クッション性」を向上させた「カップインソール(中敷き)」を搭載する事で、見えない所にもタウンユースに実用的なアップデートを施し、更にその「カップインソール」には"Danish Pastry"を盛り付する際に使用する"木皿"をモチーフにした「グラフィック」に「hummel」と「mita sneakers」の「ロゴマーク」、そして「mita sneakers」のアイコンである「CHAIN LINK(金網)」と"TOKYO CUSTOM MADE"を意味する「東京改」を融合した「グラフィック」が「プリント」にて配されています。
「デンマーク」特有の「デザイン性」を盛り込みながら、スポーツブランドとしての独自のフィロソフィを詰め込み世界に送り出して来た「hummel」。
「北欧」が誇るスポーツブランドのアーカイブをベースに「mita sneakers」ならではのエッセンスを紡ぎ上げて異文化交流を果たした今作からコラボレーション本来の意味や意義を感じ取って見て下さい。