1882年にファッションの国「フランス」の「ロミリー・ショエルセーヌ」にて同国初のスポーツブランドとして創業。
ブランド名にも用いられている「フランス」の国鳥"鶏"をアイコンとし、1951年より世界三大ツールの1つ「LE TOUR DE FRANCE(ツールドフランス)」でオフィシャルサプライヤーを務め、1960年代後半から1980年代後半の間と生誕"130周年"という節目を迎えた2012年にも「LE TOUR DE FRANCE」で使用される栄誉ある"4賞ジャージ" マイヨジョーヌ(個人総合優勝)・マイヨヴェール(ポイント賞)・マイヨアポワ(山岳賞)・マイヨブラン(新人賞)の製作も担当する等、長い歴史に裏打ちされた実績と伝統を誇る「le coq sportif(ルコックスポルティフ)」。
1970年代に不安定な世界情勢や産業開発による環境問題が起因となり登場したジョギングブームは世界中を巻き込みながら急成長。
70年代後半から80年代には各メーカーの技術躍進に伴い画期的なテクノロジーが発表され後に名作と語り継がれるモデルが次々と産声を上げました。
更に、世界中のランナーが信頼を寄せ掲載されたシューズランキングが売り上げを左右する評価基準となり、各ブランドの技術開発に多大な影響を及ぼした1966年創刊の「RUNNER'S WORLD(ランナーズワールド)」の登場が各メーカーの技術開発に多大な影響を及ぼした年代でもあります。
そんな名作が集う80年代に「le coq sportif」より誕生した「EUREKA(エウレカ)」。
ランニングシューズとしての「機能性」だけでは無く、そのシンプルな「デザイン性」でシリアスランナーだけではなくファッションシーンにおいても高い評価を受け好調なセールスを記録しました。
土からアスファルト、更には短距離から長距離に至るまで、オールラウンドで使用可能な全てのランナーのニーズに応えられるトレーニング用ランニングシューズとして1987年にリリースされた「EUREKA」に、数多くのブランドとのコラボレーションモデルや別注モデルのデザインを手掛けるだけではなく、世界プロジェクトから国内インラインのディレクションまで、その活躍は多岐に渡りスニーカープロジェクトに携わり具現化し続ける「mita sneakers(ミタスニーカーズ)」のクリエイティブディレクターである「国井 栄之(クニイシゲユキ)」が、カラーディレクションを手掛けたシーズナルカラーがリリース決定。
「アッパー」には「通気性」に富んだ「ナイロンメッシュ」と「耐久性」に優れた「スウェード」のオーセンティックなマテリアルコンビネーションを採用。
また「シューレースホール」をジグザグに配置する事で紐締めを良くし「フィット性」を向上や「ソールユニット」には足の骨の構造を考慮し、捻れを抑制する「機能性」を持たせる事で「安定性」を保持する等、当時としては画期的な「機能性」が盛り込まれています。
今作のカラーリングには「EUREKA」の持つアイコニックな要素を残しながら再構築を施し、オリジナルカラーのアクセントカラーである「ミッドソール」の「エメラルドグリーン」や「ヒール(踵)」の「スティールブルー」「ライトグレー」そして「トゥ(爪先)」の「レッド」はキープしながら、ベースとなる「アッパー」と「ガード(補強)」部にコントラストを付けない事でクリーン且つノーブルな印象を与えています。
「フランス」生まれならではの独創的な「デザイン性」で老若男女を問わず定評がある「le coq sportif」。
そんなブランドフィロソフィを継承した名作にコンテンポラリーなリヴィルドを施した今作を是非、足元から体感して見て下さい。